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つみたてNISAと企業型確定拠出年金とジュニアNISAで堅実にINDEX積立投資をしながら、好業績小型株への中長期投資で大幅資産増を狙う

【つみたてNISA】よく見るシュミレーションは間違い?!本当の実力!!

こんにちは。あしたかです。

 

以下のようなつみたてNISAのシュミレーションをよく見ます。

つみたてNISAの非課税枠で33,333円/月(40万/年)を20年運用し続けた結果です。

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※リターン(年率)はMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスの2001年~2020年の年平均成長率から想定されるコストを差し引いた数値を使用

 

 

 

 

 

このシュミレーションはつみたてNISAの実力の一部しか表せていません。

 

 

つみたてNISAの実力はこんなものではありません。

誤解している方も結構多いと思います。

 

今回はつみたてNISAの本当の実力、というテーマでまとめています。

 

この内容は私がiDeCoよりも、つみたてNISAを優先する理由の1つでもあります。

有益な情報だと思いますので、ご一読いただければと思います。

 

それでは、よろしくお願いします。

 

 

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つみたてNISAとは?

 

よく「つみたてNISA」に投資するという人がいますが、つみたてNISAは投資先ではなく、国が設けた制度です。(つみたてNISAの概要 : 金融庁

つみたてNISAという制度を利用して、投資信託やETFに投資することになります。

 

通常、株式投資の利益に対しては約20%の税金が発生しますが、つみたてNISAの制度を利用している場合には税金の支払いは免除されることになっています。

これがつみたてNISAを利用する最大のメリットです。

 

この税金の支払いが免除される最大投資額は金額と期間で制限されています。

つみたてNISAの場合は最大40万/年まで投資でき、20年間で最大800万の非課税枠が設けられています。

 

この条件を前提にすると、冒頭であったシュミレーション結果は一見、間違っていないようにも思ってしまいます。

 

それでは、実際の運用について、具体的に考えてみましょう。

 

 

つみたてNISAの実際の運用(具体的に検証)

 

つみたてNISAでは、毎年40万円を詰めることができる非課税の箱が設定されます。

 

2021年は、2021年の非課税枠として40万円分が入る箱があります。

この箱は2021年には閉じてしまい、以降は箱にお金を入れることはできません。

 

2020年の箱は閉ざされると、新たに2021年の箱にお金を詰めることができます。

 

途中で開けて取り出すこともできますが、非課税で運用できる最大期間である20年後に箱を開けることが最も効率的な運用になります。

 

2022年も2023年もそれ以降も、つみたてNISAの投資可能期間である2042年まで同じことの繰り返しです。

 

2021年に閉じた箱を20年後の2040年に開ける、

2022年に閉じた箱を20年後の2041年に開ける、

2023年に閉じた箱を20年後の2042年に開ける、

、、、といった具合に2021年以降は毎年、非課税運用期間を終えた箱を開けていきます。

 

これを表にすると、以下のように表すことができます。

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これを元に、冒頭のシュミレーションと、実際の運用に基づいたシュミレーションを比較していきます。 

 

 

つみたてNISAの本当の実力

 

冒頭のシュミレーション結果

 

冒頭のシュミレーションは以下の内容でした。

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これを表の中に書き加えると以下の通りです。

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非課税の運用が本来の半分程しかできていないことがわかります。

20年間の運用ができているのは2021年の40万だけです。

2022年の40万は19年、2023年の40万は18年、2040年の運用に至ってはたった1年しか運用できていません。

 

冒頭のシュミレーションは「つみたてNISAで運用を開始してから20年後の結果」としては正しいですが、本来のつみたてNISAの実力としては間違いであることがわかります。

 

実際のシュミレーション結果

 

実際のシュミレーションするべき枠を追記すると以下の通りです。

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運用期間は40年を超えた長期にはなりますが、その効果は段違いです。

実際に金額を計算してみましょう。

 

先ほどのシュミレーションで一括計算はできないので、まずは2021年の40万の運用について考えます。

 

2021年は毎月33,333円(40万/年)を積立をしていますので、以下となります。

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その後は19年放置します。

2021年に投資したした40万は年率5.97%で運用すると19年後には¥1,230,587になります。(411,124×(1.0597)^19=1,230,587)

 

つみたてNISAは2042年まで投資可能なので、これを22回繰り返すことになります。

従って、つみたてNISAによるトータルの運用額は¥27,072,908となります。

 

本来は利益である¥18,272,908に対して約20%(約365万)の税金が発生しますが、これが免除されるので、そのまま懐に入ります。

老後2000万問題は、これだけで解決されてしまいます。

 

これがつみたてNISAの本当の実力です。
 

 

一般的なiDeCoとの比較では全く考慮されていない

 

つみたてNISAとiDeCoが比較されている記事はよくあります。

 

だいたい書いてあることは、

つみたてNISAよりiDeCoの方が税金メリットが優れているが、

iDeCoは60歳まで途中引き出しができないのでリスクもあるという内容です。

引き出しをしないのであれば、iDeCoの方が有利ということです。

 

これには双方の制度の出口戦略が全く考慮されていません。

 

iDeCoは、確かに投資時の減税額が大きいのですが、受領時には税金が発生します。

一括で退職金として受領 or 年金として受領の選択を迫られますが、税金の免除額としては、一括で退職金として受領する方が有利なケースがほとんどであり、年金として受領する方は少ないと思われます。

 

その場合、iDeCoの運用は60歳で終了する為、上図シュミレーションのイメージとしては平行四辺形ではなく、三角形となります。

 

つみたてNISAとiDeCoを比較する場合は、それぞれが想定する出口戦略を含めて考える必要があります。

 

出口戦略に合わせたシュミレーションをしよう

 

つみたてNISA(iDeCoもそうですが)の出口戦略は人それぞれです。

 

私のように20年後に毎年引き出す想定をしている人もいるでしょう。

若い方は、20年後に引き出さず、非課税口座から特定口座に移して継続運用を想定している方もいるでしょう。

状況によっては、20年後に全て引き出す予定の方もいるでしょう。

 

それぞれの出口戦略に基づいたシュミレーションを行うことで、制度の利用価値を正しく判断しましょう。

 

尚、20年後に毎年引き出す場合、暴落の心配は不要になります。

暴落は何年も継続しませんので、20年かけて毎年引き出すと暴落リスクさえ分散させることができます。

本当によくできた制度だと思います。

 

まとめ

 

今回は、つみたてNISAの本当の実力としてまとめました。

こんな良い制度があるにも関わらず、直近まで貯金ばかりしていた自分が恥ずかしいやら、情けないやらです。

 

運用商品については今回、触れていませんが、間違いないのは全世界株式です。

少しリスクを取れるなら全米株式にしてください。

 

老後2000万問題を解決するだけなら、大きなリスクを冒して個別株投資をする必要なんてありません。つみたてNISAをした上で余裕があるなら、iDeCoを始めましょう。

個別株を始めるのはその後で良いと思います。

 

尚、今回は、全世界株式の過去実績より年率5.97%で算出していますが、あくまで株式投資なので年率は2%かもしれないし、5%かもしれないし、マイナスかもしれないし、10%かもしれません。

できることは過去実績を参考に推測することだけです。

先のことは誰にもわかりませんので、あくまで自己責任でご判断いただけますようお願いします。

 

 

以上です。

ありがとうございました。